GRUBが行っている起動シーケンス

GRUBの起動シーケンス
GRUBがやっている起動シーケンスは、以下のようである。
  1. カーネルの読み込み
  2. initrdの読み込み
  3. カーネルの起動
  4. linuxrcスクリプトの実行
  5. 初期化プロセスの実行
カーネルの読み込み
カーネルイメージをメモリ上に展開する。
※カーネルイメージは、gzip等で圧縮されている。

initrdの読み込み
initrdファイル(gzip等で圧縮されている)をメモリ上の展開する。
このファイルは、メモリ上に展開されたRAMディスクに配置されるファイルシステム。
HDD等のファイルシステムをマウントするとこのファイルシステムは、消去される。
※組み込み系の場合、HDD等のファイルシステムを持たないものもあるので、消去せず、このままシステムとして起動を継続する場合もある。

カーネルの起動
カーネルの起動は、GRUBにより行われる。
起動したカーネルは、自分自身とinitrdファイルを展開し、初期化処理を実行する。

linuxrcスクリプトの実行
このスクリプトは、initrdファイル内に存在する。
linuxrcスクリプトは、ルートファイルシステムをマウントする為に必要なドライバをカーネルに読み込み、HDD等のファイルシステムをマウントする為の処理が記述されている。

初期化プロセルの実行
HDD等のファイルシステム内にあるファイルにより初期化プロセスが実行される。
この初期化プロセスが終了するとLinuxシステムが使用可能になる。

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